
日本の裏側ブラジルはサンパウロに建てられた今回の物件ジュランダハウス(Juranda House)は、建築デザイン事務所Apiacás Arquitetosによって建てられた街中のオアシスです。
ブラジルを代表する大都市サンパウロは人口増加に伴い、慢性的な土地不足が問題となっているそうです。そんな狭いスペースに快適な生活空間をつくりあげることをコンセプトに今回の物件は建てられています。
少ないスペースを有効利用するために家の中は3層構造となっており、それぞれキッチン、ダイニング、リビングスペース、寝室、書斎スペースが階段を使ってつながっています。
狭いながらも住人の愛用するアイテムだけが並べられた愛着のある空間が広がっています。
日本の住宅事情にもどこか重なる部分のある今回の物件でした。
詳細は以下から。
壁一面に取り付けられたガラス窓に、横スライドで開く倉庫のような扉が印象的。
最上階部分にはバルコニースペースが完備されて降り、こちらからも部屋の中を一望できます。
バルコニーにはベンチも取り付けられており、ゆっくりとした時間が流れています。
各スペースの移動は備え付けの階段を使います。ソファーと暖炉のあるこじんまりとしたリビング。
壁一面を窓ガラスにすることで、部屋中に明るい光が降り注ぐ仕組みとなっています。
しっくいの壁とコンクリート床は使い込むほどに味が出てきそうな快適空間。
どの角度からでも部屋を見渡すことができ、自然と会話がはずみそうですね。
こちらが書斎スペース。自分の好きな本だけを並べた無造作な本棚スペース、あこがれます。
机に座ると目の前にはサンパウロの景色を楽しむことができます。
アイランドキッチンを完備したキッチン、ダイニングスペース。
半地下部分にレイアウトされたリビングスペース、広くて白い壁を有効利用した収納棚が取り付けられています。
今回の物件の見取り図、こちらが1階部分となります。
そしてこちらが2階部分、狭いスペースを有効利用したユニークなつくりの物件でした。
[参照元 : Ingenious Small Residence in Brazil by Apiacás Arquitetos – Freshome]