
もしデザインが好きで、テクノロジーが得意だったら、あなたはUI/UX デザイナーになるチャンスがあるかもしれません。クリエイティブな発想力に加え、要求に応える技術的で専門的な知識を兼ね備えた、数少ない仕事のひとつと言えるでしょう。
この記事では、海外デザインブログで公開された「10 UI And UX Tips (Secrets) To Improve Your Skills」をもとに、UI/UXデザイン能力を格段にアップする、押さえておきたい10個のデザインテクニックをまとめてご紹介します。
詳細は以下から。
01. 手描きスケッチに時間を費やそう。
UI/UXデザイナーの仕事は、専門的なテクニックを利用する、ビジュアルアーティストやデザイナーの役割をまとめることで、作成されたコードや、デジタルデザインに気を配る必要がありますが、そのうちアートに対する情熱に似ていることに気付くでしょう。
スケッチブックと鉛筆で、アイデアをコンセプト化することで、デザイン制作のむずかしさを解決することができます。デザインを行うときと同じように、余白スペースや配色、立体感に奥行き感、レイアウトやワイヤーフレームに着目するようにしましょう。これらの要素は、UI デザイナーが最低限もっておきたい知識となり、より魅力的なデザインを作成するのに役立つでしょう。
02. プロトタイプツールによる、ユーザーテストを活用しよう。
UI/UX デザイナーの重要な隠しテクニックが、ユーザーテスト検証(英: User Testing)です。このテクニックの基本的なアイデアは、さまざまな分野やシチュエーションにおいて、もっともうまく機能するアプローチを考えることです。
ユーザーテストの方法はさまざまですが、より詳しい解説がされている、Jeffrey Rubin と Dana Chisnel 著による、the Handbook of Usability Testing を参考にしてみると良いでしょう。
作成したデザインを使って、クリック可能でインタラクティブなモックアップできる、プロトタイプツールはたくさんありますが、InVision や先日公開されたばかりの Adobe Experience Design(Adobe XD)、SKetch/Photoshop用プラグイン Craft など、使いやすいツールを利用するようにしましょう。
03. UI/UXデザインをモバイル端末向けに最適化しよう。
デザイナーがやりがちな間違いとして、モバイルとデスクトップ端末の両方とも、ひとつのフレームワークを使い、デザインを作成していることがありますが、端末ごとに分けて、別々にデザインするように心がけましょう。
モバイル端末に最適化できるように、文字テキストを大きくしたり、デザイン要素の数を減らしたり、自動入力ゾーンなどの機能などにも工夫しましょう。UX デザインが利用している基本原則のひとつは、大きな課題を小さくわけることで、ひとつの特定のプロセスに必要な、それぞれの課題に着目することです。
特に、モバイル端末を持ったときの手や指の位置によって、特定のスクリーン向きによってデザイン作成を行ってみるとよいでしょう。
04. よく利用されているデザインパターンを活用しよう。
これまでに作成された、使い回しやすいデザインパターンは、UI/UX デザイン能力をアップする、大きな役割を担います。人気のあるデザインパターンのひとつは、「カード、モジュール型(英: Card)」で、重要となるコンポーネントを探しだし、記載してみましょう。このときにユーザーが、デザインスタイルとうまく関連付けされているか、きちんと確認しながら、ファイルの読み込みを減らし評価するようにしましょう。
05. どの方法がもっとも良いか検証しよう。
良いだけでなく、素晴らしい UX デザイナーになりたいときは、各プロセスがどのように機能しているかにも注目しましょう。デザインにおいて基礎となるので、コンテキストの使い方に応じて、正しい方法を選ぶ必要があるでしょう。
迅速かつ適応的にソフトウェア開発を行う軽量な開発手法できるアジャイルソフトウェア開発は、すこしずつコンポーネントが増加していく、インタラクティブなデザイン制作に向いています。また、プロセスをより適切に管理できるようになることを目的とした、能力成熟度モデル統合(英: Capability Maturity Model: CMM)は、より自由な管理とデータ解析を実現できます。
また、コストをあまりかけずに最低限の製品やサービス、試作品を作って顧客の反応を見ながら、このサイクルを繰り返すことで、起業や新規事業の成功率が飛躍的に高まる手法、「リーンスタートアップ(英: Lean Startup)」をモデルに、実用最小限の製品(英: Minimum Viable Product: MVG)を作成し、ユーザーのニーズや要望を探ることもできます。
06. 潜在的なユーザーをよくリサーチしよう。
今回のテクニックの中で、もっとも重要とも言える部分。歯のない80歳のひとにステーキを、警察官にドラッグを売ろうとしていると想像すると、後先のことを考えておらず、リスクが高いアイデアであることが分かるかと思います。オーディエンスの年代やコンテキスト、ニーズや要望などを知ることで、よいデザインが生まれます。
デザインを作成する前にリサーチをすることで、ウェブサイトでなにを提供するか見つけることができるでしょう。そこからモックアップを作成し、頭のなかのアイデアをカタチにするようにしましょう。
07. GoogleDriveなどのツールを利用しよう。
Google Driveは、他のひとと一緒に行う共同作業でも利用できる、クラウド型ストレージツールです。UI/UX デザイナーにとってGoogle Driveが適している理由として、素晴らしいシェア機能があります。
たとえばシート機能を利用することで、大きな課題を小分けにすることができ、プレゼンテーションを利用することで、ワイヤーフレームやユーザー・エクスペリエンス・フローを確認することもでき、Google Drawing はシンプルな図形を、他人とシェアすることもできます。また、チーム内への注意書きを残したり、フィードバックを受け取ることもできるので、あとから編集したいときに特に役立つ機能と言えます。
08. 素晴らしい成功からテクニックを学ぼう。
では、より技術的な余白スペースやボタンなどを詳しく見ていきましょう。UI/UX デザイナーとして、CSSを利用することで、うまく文字間を調整する方法なども知っておくと良いでしょう。
つぎに、ボタンはどのような書式設定を行っているか、ラベル配置の間違いなどがないかなど、きちんと確認しておきましょう。また文字リンクのまわりに、十分なすき間を確保することで、ユーザーがよりクリックしやすいように工夫してみましょう。
09. 全体デザインの配色センスを磨こう。
デザインの基本原則にそって開発を進めるべき、もうひとつのポイントで、UI/UXデザイナーにとって必要不可欠なテクニックでもあります。うまく配色を活用することで、特定の要素を強調しながら、コントラストのあるデザインに仕上げ、ユーザーの注目をうまく誘導することができます。
特定のページでグリッドを正しく利用することで、効果的な配色がどれだけデザインにインパクトを与えるか気付くでしょう。配色とコントラストを活用したテクニックは、ユーザーの注目をうまく管理することができるでしょう。
10. ラインやアニメーション、余白スペースなどのデザイン要素を活用しよう。
余白スペースやライン線、アニメーションに特に気を配る理由として、著者自身がその重要性に気付き、学ぶまでに時間を要したことが挙げられます。より余白スペースを利用し、アニメーション要素を追加し、各コンポーネントの間にライン線を引いてみることで、きっと良いフィードバックを得ることができるでしょう。
今回紹介したポイントを押さえ、これからのモバイルデザイン制作に活用してみてはいかがでしょう。では、デザインをたのしんで!
サムネイル@ : Sea Schedule Mobile – Dribbble
参照元リンク : 10 UI And UX Tips (Secrets) To Improve Your Skills – Design Your Way