
2016年もすでに半分を過ぎたことで、フォントにおける今年のデザイントレンドが見えてきました。今回は、2016年に挑戦したいフォントのトレンド10個をまとめてご紹介します。
詳細は以下から。
01. 水彩ペイント・フォント
まず真っ先にご紹介したいのが、2016年を代表する美しい水彩ペイントによる書体デザインです。Instagram など SNS への投稿から、Tシャツデザイン、結婚式の招待状などさまざまなところで活用されています。リラックスした(英: Laidback)、とても心地よい(英: Luscious)なスタイルが特長で、ほんの少しの色、または白黒で表現されています。
02. 大きな太字フォント
かつではすべての書体、タイポグラフィーは小さく表示されていましたが、そんな時代はもう終わりです。最近では、フルスクリーンで表示されたイメージ写真と一緒に、力強い太字の書体を利用するのが一般的になってきています。うまく採用することで、華麗で立派な見た目を実現できます。
03. 手書きフォント
ほとんどのブランドやサービスにおいて、信頼性(英: Authenticity)はもっとも重要な要素になりつつあります。そんな信頼のある雰囲気を演出する方法のひとつとして、手書きフォントを利用してみると良いでしょう。よりナチュラルでハンドメイド感を残した書体は、うまくユーザーとの結びつきをつくるので、試す価値があると言えるでしょう。
04. 豪華なデコレーション・フォント
スッキリとしたミニマルな書体を使いたいときもあるでしょう。しかし別の機会では、たくさんの飾りデコレーションやディテールがデザインされた、手づくり感のあるフォントを使うことで、楽しい雰囲気を演出することができます。
05. 細字&ミニマル・フォント
上記トレンドの反対として、読みやすくて好感のもてる、シンプルな書体を活用したプロジェクトも、2016年のデザイントレンドとして挙げられます。さまざまなウェイトが揃った組み合わせるだけで、オシャレに魅せることができる書体がオススメです。
06. 80年代風フォント
ファッションの世界でも人気のある年代のひとつが、この80年代です。クールで、自由奔放な雰囲気が特長で、スタイリッシュなデザインを演出することができます。
07. 大文字フォント
特にレスポンシブ対応で、フルスクリーンに合わせて大きく書体を表示することで美しさを表現できます。力強く、幾何学スタイルを用いた、デザインに必要な書体トレンドのひとつと言えるでしょう。
08. 幾何学スタイル・フォント
幾何学フォント(英: Geometric Design)は書体のみで人気というわけではなく、他のデザイントレンドと組み合わせて利用されるテクニックです。首尾一貫したスタイルは、面白い見出しタイトルにもオススメしたい書体。
09. グランジフォント
シンプルでスッキリとした書体も人気がありますが、すこし汚れたような風合いに仕上げたいときは、グランジフォントを活用してみましょう。テクスチャの質感を重ねたような、ラフな見た目で、かすれたような書体が特長です。自分でゼロからデザインすることもできますし、以下のようなフォント素材を活用してみても良いでしょう。
10. 筆記体フォント
そして最後に、筆記体の書体をトレンドに加えなければ、2016年の書体トレンドは語ることはできません。これまで上記トレンドでも見てきた、水彩ペイントや豪華なデコレーション文字に、手書きスタイルを組み合わせることもできますし、以下サンプルのように細字で、空気感たっぷりで、ポジティブな印象を与えてくれる書体の利用を検討してみると良いでしょう。
フォントのトレンドはこれで終わりではありません。これらのトレンドをいくつか試しながら、テキストエフェクトなどを加えることで、より魅力的な見た目を実現できるでしょう。
いかがでしたでしょうか。今回は2016年にデザイナーが挑戦した、10個のフォントトレンドをご紹介しました。これらのトレンド書体を利用して、クリエイティブなデザインを楽しみましょう。
サムネイル@ : Heartland Font by Andrey Sharonov – Creative Market
参照元リンク : 10 Beautiful Typography Trends to Try in 2016 – Creative Market