
今年はオンライン開催となったAdobe MAXに向けて、Adobeは世界中のクリエイターをサポートする、2つの新しい取り組みを発表しました。
50万ドル(およそ5,200万円)をアーティストやクリエイターに投資する「アーティスト開発基金(The Artist Development Fund)」、そしておよそ7万点の高品質な画像やイラスト、ベクター、テンプレート、3Dアセット、ビデオ動画を揃えたAdobe Stock無料コレクションです。
このAdobe Stockコレクションは、無料ダウンロードできるだけでなく、有料アセットと同じ商用ライセンス付きで、個人および商業目的でも使用可能です。
7万点のデザイン素材を無料ダウンロードできるAdobe Stockコレクション
今回発表されたAdobe Stock無料コレクションは、前述のアーティスト開発基金の一環で、Adobeがすべての素材を購入し、選ばれた40人のアーティストへ支払いが分配された、高品質なデザイン素材が厳選されています。
まずはAdobe Stock公式サイトへアクセスしましょう。検索ボックスの横にあるドロップダウンより、「無料」を選択します。
この記事を執筆時には、66,707件の素材がヒットします。有料プランと同じ絞り込み検索を行うことができ、画像やビデオなどのアセットタイプはもちろん、写真の向きや被写界深度、文字テキストを配置する「コピースペース」や人物の有無など、かなり詳しい絞り込みも可能。
お気に入りの素材を見つけたら「無料でライセンス」ボタンをクリックしましょう。
ダウンロードするファイルの種類を選択できるので、ベクター(AI/EPS/SVG)またはJPEGファイルから選んで「ダウンロード」を押せば完了です。
Adobe Stockに加入しているユーザーであれば、有料アセット同様に、クラウドライブラリに追加、保存することももちろん可能です。
コロナウイルスを意識したソーシャルディスタンスや、肌の色や人種、年齢など異なる多種多様な背景をもつ人々を生活に表現したイメージまで、ビジュアルを見つけることがますます困難になっています。
今回のデザインで世界を変えるAdobeの新しい試みは、これからますます目が離せません。
Adobe Stockを利用しよう
今回ご紹介したデザイン素材は、もちろん無料ダウンロードできますが、Adobe Stockを最大限活用できる有料プランも検討してみると良いでしょう。
デザイン素材を探す手間が省けるだけでなく、Adobeが認めた高品質な素材を利用でき、クライアントなどの商用利用にも対応するスグレモノ。
毎月10点までの素材をダウンロードできて、月額3,480円となっています。使い切らなかった分は、次の月に繰り越すこともできますよ。
当ブログで紹介しているチュートリアルでは、Adobe Stockよりサンプル画像は探しています。この機会にいかがでしょう。