
世界的なブームにもなっているトイカメラをご存知ですか。
トイカメラをWikipediaで調べてみると、「トイカメラ(英: Toy Camera )は、本体・レンズ等、ほぼ全体を構成する素材が合成樹脂等から作られ、組立の構成が比較的簡単な箱型で、安価なカメラ。」と記述されています。
(参考 : トイカメラ – Wikipedia)
もともと大衆的に広く使われるように安い価格で発売されれているトイカメラですが、同じ機種でも品質にばらつきがあり、撮影した風景と写真のギャップを楽しむことができます。
最近ではプロのカメラマンがトイカメラで撮影した写真のみで構成された写真集などが発売され、そこから徐々に人気に火がついたようです。
現在はトイカメラで撮影したような加工を加えることができるiPhone用アプリケーションなども開発、販売されています。
今回はフォトショップを使って、写真をトイカメラやポラロイドで撮影した様に加工するチュートリアルをまとめた「Uncovering Toy Cameras and Polaroid Vintage Effects (with Photoshop Tutorials)」をご紹介します。
詳細は以下から。
トイカメラやポラロイド風に写真加工するPhotoshopチュートリアルまとめ
■ Holgaのような写真加工と魚眼レンズテクニック
トイカメラブランドのひとつ「Holga」で撮影したような写真の縁をぼかすテクニックをほんの数ステップで完成させることができます。
こちらも上記チュートリアルと同様のエフェクト加工することができます。
解説用サムネイル画像も大きく分かりやすい説明が参考になりますよ。
こちらはYouTubeを使った動画チュートリアルとなっています。
4分ほどの短い動画で、操作もゆっくり行われているので英語が苦手な人にもオススメです。
こちらのチュートリアルではあらかじめ魚眼レンズ風に魅せることができるPNG画像を配布しており、これを使うことで簡単にどんな写真でも加工することができます。
とてもシンプルなつくり方なので、個人的にも参考にしてみようと思います。
■ あえて写真を低画質に加工するテクニック
トイカメラで撮影した写真の特長のひとつで、写真の縁部分の光量が少なく暗くなったエフェクト(フォトショップではビネットと呼ぶらしいです。)をデザインする方法を紹介しています。
じつはPhotoshop VIPのサムネイル画像でよく使うテクニックのひとつでもあります。
撮影した写真の色味やコントラストがいじる必要のない場合は、ソフトフォーカスエフェクトにすることでぼんやりとしたトイカメラ風加工することができます。
写真を歪めてトイカメラ風に加工するPhotoshop用アクションファイル
ボタンひとつで、トイカメラ特有の歪んだ画像をデザインすることができるアクションファイル。
これは色々なデザインに応用することができそうです。
アクションファイルのインストールについてはこちらをご覧ください。
大衆用カメラとして生まれたトイカメラを使うと感光してしまった写真が撮れる場合があります。
そんな光の漏れ具合を自分でデザインすることができるチュートリアルです。
解説用サムネイル画像が少ないため、ある程度の英語力が必要になってくるかもしれません。
■ カラーと光の調整テクニック
ビネットエフェクトに簡単な色調補正を行うことでレトロ感たっぷりなデザインに仕上げることができます。
簡単なチュートリアルですので覚えておくと便利かもしれません。
トーンカーブをいじるだけで普通の写真をビンテージ風に加工する方法
フォトショップの便利な機能のひとつに新規調整レイヤーがあります。
この機能の中で写真の色味を変更することができる「トーンカーブ」を使って簡単にビンテージ風写真をデザインすることができます。
こちらも上記と同様にトーンカーブのみを適用する簡単テクニックのひとつ。
トーンカーブは調節次第で写真の明るさ調整などにも使えるマルチな機能が魅力です。
こちらも写真をビンテージ加工する方法が紹介されています。
手順をすべて保存してアクションファイルにしてみてもいいかもしれませんね。
■ テクスチャを重ねる簡単テクニック
古いカメラを使って撮影しているようなエフェクトを簡単にデザインすることができるファインダー画像。
このチュートリアルでは実際にファインダー画像を重ねる方法を紹介しています。
上記で使用したファインダー以外にもさまざまな種類を無料でダウンロードすることができます。
Flickrにこんなグループがあることすら知りませんでした。
テクスチャ素材を使った手軽に加工することができるチュートリアルが紹介されています。
こちらは動画チュートリアルとなっており、ゆっくり手順ごとに解説しているので分かりやすくなっています。
あらかじめデザインされたネガフィルムのPSDファイルをダウンロードして、画像をはめ込むだけで完成します。
簡易的な写真編集ソフトでは表現するのが難しいテクニックですが、フォトショップを使えば簡単にデザインできてしまいます。
こちらも同様のエフェクトを加えることができます。
■ ポラロイド風に写真加工するテクニック
こちらのチュートリアルでは4種類のポラロイド風写真加工チュートリアルがまとめてあります。
ビンテージ写真特有の汚れはPhotoshopブラシを使うことで表現しています。
その他の写真加工方法
フォトショップの便利な機能「アクションファイル」をインストールすると、ボタンひとつでビンテージ、レトロ写真をデザインすることができるので、初心者の方にもオススメの加工方法です。
これまでにPhotoshop VIPで紹介したアクションファイルのまとめ記事を掲載しておきます。
こちらも試してみてはいかがでしょうか。
プロのような写真加工がクリックひとつ、Photoshopアクションファイル40個まとめ
アクションファイルのインストール方法が分からない方は、まずこちらを読んでもらうと分かりやすいかもしれません。
撮影した写真をビンテージ風に一発加工するフォトショップ用アクション80個まとめ
古い新聞をイメージしたようなデザインアクションは、あまり見かけませんね。
クリック一発でプロのような仕上がり、Photoshopアクションファイル70個まとめ
簡単なアクションファイルの使い方も一緒にまとめています。
「アクションファイルって?」という方はまずこちらの記事をどうぞ。
参照元サイトには、これらのチュートリアルのほかに各トイカメラの歴史などについても詳しく説明されています。
英語表記となりますが、サンプル写真などもとてもきれいですのでよろしかったら一緒にどうぞ。
[参照元 : Uncovering Toy Camera & Polarodi Vintage Effects (w/ Photoshop Tutorials – Smashing Magazine]
[サムネイル用写真提供 by babyabby10]
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